夏時間(サマータイム)
アメリカでサマータイムと呼ばれる特殊な時間概念があることを知らない人は少ないでしょうが、実際のところどのようなものかをうまく把握している人も多くはないでしょう。
アメリカにおける夏時間(サマータイム)は3月の第2日曜日の午前2時から11月の第1日曜日の午前2時までとなっています。(現地時間基準:参考Wikipedia)
夏時間の開始時には時計の針を1時間進め、終わりには1時間戻します。
これによって夏場の日のあたる時間帯を長く利用することを可能にしているのです。
サマータイムのFXへの影響
サマータイムが導入されていることによるFXへの影響として、夏場の取引時間の違いが挙げられます。ニューヨーククローズのページで紹介したように、FXの基準はニューヨーク市場の終わり、つまりニューヨーククローズに合わせられます。
ですので、夏時間の採用とともにニューヨーク市場の開始時刻と終了時刻が1時間のずれをおこすので、ニューヨーククローズもつられてずれることになるのです。
これを知っておかないと、普段スワップ取引をメインに行っている場合、間違って取引をしてしまいかねません。取引の時間が1時間ずれるということはロールオーバー処理の行われる時間も1時間ずれてしまうということなのです。覚えておきましょう。